小さな思い出を 何度も何度も二人で反芻した結果 骨董品に似た艶がでてきた

彼の叱り方は 多彩で歯切れよくウィットに富んでいるので ついつい怒られるような事をしてしまうのです（いいわけです）

つらいことからは 逃げたもん勝ち ちがくて？

望む言葉が返ってこなくて それだけのことで 泣きそうになる

電子レンジも 洗濯機も新しくした 次は男かな

渡した花さえ 君を笑顔にすることが できなくて

季節が静かに、力強く変わっていくように 恋はいつか その姿を変えるだろう

一片たりない ジグソーパズルを 今も探している

あなたに心を預けてから 笑顔が増えた気がします これは利息でしょうか

Sだの Mだの お気楽でいいわねぇ

どこの親も同じようなこと考える だから 名前はあったかい

「お前が30になっても一人だったら そんときは思いっきり笑ってやるよ」 そこは嘘でも貰ってやるって言ってよ

生理だって言うと やりたがる男には もううんざり

わかってくれてるって思うのは きっと甘えなんだろう あたしは何度もそれで失敗する

彼がいないと 体重が減ったことも 素直に喜べない

美人と いい女は 全く別の存在

「全部好き」なんて言葉は信じられない どこかで少しずつ見て見ぬ振りをしていて 別れの芽を育てているのではないか

人って不思議な生き物だな 誰しもさほど変わらない体温を持ってるのに 特定の人から強いぬくもりを感じるなんて

人生というOSの上で 恋というアプリが走る でもネットワークが不良みたい

冷蔵庫の中の賞味期限切れを 見逃さないあなた 抱かれているときにその事を思い出す

例えば嘘 だれもが小さな または大きな嘘をついて生きてるよね

握った 右手を 離さないで

海へと続く桟橋の上を 手をつないで歩く君と僕との 絵になる身長差

欲しくて立ち寄ったサービスエリアの 既に閉まっている釜飯屋の前で 立ちすくむ二人

素直が一番だけれど 素直じゃないのも 悪くはないと思う

怖かったり つらかったりしたら いつでも距離を取っていいから

穴埋め問題の 正解が 一つじゃないなんて

旦那の声が耳に入らないくらい 加湿器から立ち上る 湯気に見入っていた

王子様 は 死んだ

ほんの小さな恋が 私の心の大きな部分を 占領している