恋ってあったかいよね あったかいから恋はいいんだよね でもいつからか

君の口紅が ついたことのない方の 白いシャツ

そこにじっとしているのだろうか 言葉を貼り付けたままで 送らなかったメールに思いを馳せる

価値のない恋染み付いたこの体風呂に沈めて一つため息

決断は 先延ばしにして 甘い汁を吸う

お願いだから 嫌いに ならないで

あたしがあなたの 恋人でいることは すごく正しいことだと感じるんです

今死にたくないなぁ もう少しあなたを 幸せにしたいから

今日 誘われなかったら 押し倒すし

電池が切れてる間は あなたとの距離が すこーし遠くに

煮詰まるってことは 要らないところが蒸発してくこと もっと煮詰まろう

受付嬢は あたしの仕事で あなたのステータスじゃない

二人で家電売り場の冷蔵庫を物色する ビールや野菜を冷やす話をしながら 未来をあたためている

本当の秘密は 君が思ってるより 冷たくて重い

やっと隣で歩けるようになったから あたしはこの場所も あなたも離さない

君の歯切れの悪さに 秘密のにおいを感じる ねえ、何を隠そうとしてるの？

あなたが呼ぶ私の名前は 私の旦那の 苗字なんだよね

ねえ 唇って何のための器官か 考えたこと、ある？

いくつになったら 大人の恋ってやつが できるんですかね

何度も巡ってくる青春を 手にするかどうかは 人それぞれなんですよね

「子宮」と「地球」が 似ているのは偶然だろうか そんなことばっかり考えていた頃もありました

記憶の隙間に 落ちていった言葉の方が 大事な気がする

問題です 好きな人は遠くに/電話不可/メール可/言葉じゃ足らない 正解は？

本の趣味が同じ というだけで 魅かれてしまう

「髪、つめたいから」 「いいからおいで」 「うん」

わがままで武装した 君の心を ときほぐしたい

重ねたい？ 唇？体？ 心？罪？

望まない未来は 音沙汰の無かった友人のように ひょっこり現れる

そして二度と戻らないことに 気づいたりするのが哀しいってことは わかる

他人は あなたが思うより 無造作にいなくなってしまう