初めては １弦を張るときの 緊張感にも似て

君の万年筆を借りた かすかにペン先が荒れてる 何かあったのかもしれないと少し心配になる

お前を責める 俺が 嫌

あはははは 風流だけど 駄目っぽい

キス薫る さては食べたね チョコクッキー

僕の知っている人ばかりのはずなのに 僕の知らない人ばかりのような 夏休み明けの教室

「それでは都市部におけるビル風の実習を始めます 風の流れが見やすいように少し白い粉を混ぜますね」 神様の実験中か大手町舞う粉雪に僕は見とれて

オリーブの 邪魔にならない緑色 種の代わりになにか孕んで

好きな人に 好きっていう それだけのことがなんでこんなに難しいの

婚外逢瀬 膣外射精 案外惰性

本当の仮面夫婦は 意外と仲良しだったりするんだよ 哀しいね

一人で孤独 二人で社会 間はねーのかくそったれ

春めいた日に 君を想う 今日は何を着ているのだろう

ある人を深く知るにはその人の本棚を見るとよい なんてことをよく言うが人に見せられない本棚の場合は やはり孤独に生きるしかないのだろうか

わりと薄味の男だと自負している お粥みたいにさっぱりとやさしい 梅干をはらんでいる事を知ってるのは極小数

踊る踊るピンポールの玉 踊りつかれても 出口はない

「束縛はしない自由でいていいよ」 だけどなんだか 胸苦しいの

さよなら 三角 関係

何度聞かれただろう 「もう少しだけそばにいてね？」 少しを積み重ねてずっとにしようって思う

ルールを決めて不自由に縛りあうよりも 迷いながら悩みながら 一緒に生きていきませんか？

君の元にあるそれが 形見みたいなものだ 僕と君の恋の

メール欲しい メール欲しい 気まぐれでも、悪戯でも、間違いでもいいから

肌荒れはやだな やだやだ 見せたくない

まず最初に 未完成であることを 喜んでしまおう

お歳暮のハムにさえある大ハズレ 飾り重視の パストラミ君

はらりはらりと散る花の下 ゆるりゆるりと君と歩む道 ぽつりぽつりと交す言の葉

新幹線見るだけで なんかもう 胸が苦しくて

バレバレでも つくべき 嘘はある

あなたの iPodの曲リストを見て 大体わかった気になってた

朝あなたは起きてまず エアコンとパソコンと そしてあたしのスイッチを入れた