結婚すれば幸せと思えないあたりに 結婚に向いてないと 思えてしょうがないんです

彼の嫌がりそうなことを選んで言う そういう甘え方なんだろうか なぜ変われないのだろうか

耳朶の 小さな黒子 そっと食み

キス で 震えたあの頃。

飲み込んだ言葉が いつか 飛び出しそうで

作っては壊してる というか 壊しては作ってるというか

夏バテに しみるあなたの その笑顔

何か大切なことが 薄らいでいくようで とても怖い

笑顔はいいよね 理屈ぬきでいいよね 理屈じゃないからいいんだろうな。うん。

寂しくてくっついたり離れたり そればっかりしてきたお前には 言われたくない

サボテンの棘を 数えてみたり する

よく泣いた 泣いていい場所だったんだって気づいたのは かなり後で

その弱さごと 愛して あげる

男が女に 君は猫みたいだねと 思ってるだけのうちはまだ大丈夫

沢山なんていらない 本当にお気に入りを 何着か

薬缶の音が振り払う あなたの 面影

神様は乗り越えられない試練はお与えにならないらしいけど それにしちゃあ自ら命を絶つ人多いよね それもある意味では乗り越えちゃったって事かな

良く見える男は奪ってはいけない マネキンが着ているからよく見える そんな服が世の中にはある

あと一年一ヶ月 きちんと生きられるだろうか 変わらず駄目なままだろうか

観覧車の一番天辺で 交したキスに 何らかの力があるのなら

好きな男が 借金持ちだと知ったときの ガックリ感は尋常ではない

出会いは津波のようで 別れは地すべりのようだ 激しいな、あたし

ギネスの沈む泡を 不思議そうに見てる君に 声をかけるタイミングを計る僕

未来の反省材料を 貼り付けてる気が しなくもない

寒いねと言ったあなたの白い息 焦点合わす間もなく 溶ける

浮気より借金の方が許せない 生活が成り立たないもんねぇ あ、でもやっぱ両方やだな

いろんな事を 言わせた。 含む、言葉にならない声。

あなたが来るのを待っている あたしと 緑色の歯ブラシ

君へのプレゼントは もう渡してしまったから手元にはないけれど それを選んだ思い出は今も輝いているよ

台所で 泣いている私と目が合う よく砥いだ包丁