今から 人生を 始める

少し 浮かした 腰

君の髪に触れたその夜は とても幸せな夢が 見られそう

たまには はなしも きいてよ

他の人の 水着ばっかり みないでよう

あなたの マルチビタミンに なりたい

「表なの？裏なの？」 「覚えてないよもう」 きみの昔の恋なども聞く

ひとを好きになることで 救われない気持ちになるなんて 哀しすぎやしませんか

助けてと 思ったときに 浮かぶ顔

恋愛って 服従したら負けだと ずっと思ってた

兄の嫁という存在に 慣れないうちに 今度は父に彼女とか

幸せになってね 陳腐な強がりだけど その祈りは真実

思いが言葉になる その言葉は思いになるが 最初の思いとは違う

「なんでもない」と 強がる君の 涙を拾いたい

吐き出したい時には 沢山吐き出そう なんかしら、残るんじゃない？

自分で髪をくしゃくしゃしたり 両の肩を抱いてみたりしても ちっとも心が動いたりしないのに

花火大会の前の日に 密かに予習する 浴衣の帯の結び方

くちづけた少しまあるいその背中 耳当ててみる 命聞こえる

本当に手に入れたいものを 自分からあきらめちゃうような人生は もう嫌なんだ

不倫の美味しさは 化学調味料に 似ている

暗闇の中を手探りで進んでる感じ そんな抽象的な表現も 今の私ならわかる

本当に好きだから 差し伸べられた手には答えずに 背中にすがりつく

やさしくしないで これ以上気持ちをほどいてしまったら 恋だと勘違いしてしまう

何が悲しいって お前との思い出が 徹底的に楽しい事ばかりだって事

ちょっとだけ君を乱暴に扱いたくて エゴイストで 武装する

肉じゃがを 集中的に特訓するあたしの 下心

やさしくしたい人がいる それだけの関係では物足りなくなる 人は欲深にできている

彼がいないと 体重が減ったことも 素直に喜べない

一人暮らしを始めた 意外と日常の雑務がこなせる私と 何事も無く過ぎていく日々に驚いたりする

あなたのハンカチ あなたの匂い そっと吸い込む