2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

もう終わり方は決めた あとは誰も泣かないように そーっと、そーっと。

物を持たない主義を貫いて 所有する喜びをすべて放棄してしまうのは 少し寂しいやり方の一つ

もうほんとどうしようもなく好きなので噛みたくなって代わりにつねる

サボテンの棘を 数えてみたり する

はじめからだますつもりの恋愛でどんなしあわせつかむというの

ほんのりと加湿器ほどの暖かさ届けられたらそれで幸せ

現実はね 口当たりのいいエンディングなんて 用意されてないのよ

言葉を強要したら それには嘘が混じるって 知らなかった

旦那の処理をしながら 私がいつから処理されていないか 考えていた

彼の書く私の似顔絵は すごく可愛いけれど だからこそ本物じゃないって思う

「お金払ってるのこっちなんだからいいじゃん」 お金払えば王様って感覚は 随分貧相に見えるよね

痛みには慣れた でも自分の不器用さには いつまでも慣れない

旦那の声が耳に入らないくらい 加湿器から立ち上る 湯気に見入っていた

花びらより軽いキスを 君の唇に そして

道を 選びなおすことは できない

恋をせずには居られない いつか飽きると わかっているのに

空っぽのバスタブの中でしゃがむと 身体が覚えてると言うことが どういう事か分かる

ねえ 唇って何のための器官か 考えたこと、ある?

あなたのやさしさは ときにはひどいことだということに きがついていますか

「ねえ、あたしたちもう五年も付き合ってるんだねぇ」 「俺って我慢強いなー」 どっちがだっつー話でね

ね ぼーしてー すごくーすごーくすぎたーとこー

初恋が 形作ってる自分を 少なからず感じたりもします

いまでもはまってるきがするあなたのひだりてのちいさなわ みたこともないそのおくりぬしとのつなひきには つねにまけてるきがするのです

「すっぴんでも変わんないねー」 そう笑顔で言うあなた を探るように見るあたし

外は寒いから コタツの中で ウィンタースポーツ

いいこともわるい事も 「色んな事があったね」と 過去に押し込んで今を歩く

語彙がたりなくて 声が届かない 恋が歯がゆい

無力感に苛まれながらも 何か出来ることはないか 探しながら生きてる

あの時 君の手を握れなかった 痛み

上手に恋することは 宝くじに当たるよりも 難しい