洗濯物をたたむ 君の 正座姿

不器用な実直さは 駆け引きを凌駕すると 信じたいのです

奴が風邪引いたくらいで こんなに心配しちゃうなんて あたしの恋わずらいも随分と進んでるらしい

ちゃんと化粧をして貰ったとき その変わりっぷりに随分驚いたんだけど 恋した時の世界の変わりっぷりもなかなかに凄い

本当の秘密は 君が思ってるより 冷たくて重い

空が夏色を帯びてきて まだまだこれからだよなんて 自分を励ましたりして

お願いだから あたしの発情ステータスを 一瞬で見抜かないで

やっと隣で歩けるようになったから あたしはこの場所も あなたも離さない

一緒に歩くと伝わる 君のぬくもり どこも触れてはいないのに

恋に 健康も不健康も あるか

「週末はなんか予定あるの？」 聞く前に聞かれて ちょっと嬉しがるあたしもどうかと思う

あなたと一緒なら 何も怖くない って事が少し怖い

あー んもう キスしたい

痛いの痛いの とんで いかないで

上、右、下、右、わかりません 上、下、わかりません わかりません わかりません わかりません

相手を追い込む事でしか その愛を確認できないなんて なんて哀しい生き物なんだろうって

好きすぎて どうしていいのかわからない 服従させたいわけじゃないのに

夕立のように突然 何もかもが嫌になった もう誰の声も届かない

また機嫌悪いの？ 僕が避雷針になってあげるから 早く落ちておいで

人類なんて 全滅しちゃえば いいのに

自分を晒すってのは痛みを伴う よく切れるナイフで胸を切り裂いて 血をばら撒きながら心臓を取り出す

ベッドの上に横たわる君 その白い勾玉のような 美しいライン

生理的な相性は理性的な相性を凌駕する 現実的な運用は難しいけれど セックスは相性診断としては優秀だと思う

「セックス」と人前で口にする大人は恥ずかしい 例えそれに アンドザシティーが付いていたとしても

ホントハ ウワキ シテタンデショ？

くすぐることと キスは 一人じゃ出来ないんだよね

すべては不誠実だった 僕の罪 そして業

「今日は忙しい？」 その台詞はあたしを とても暇にするらしい

黒板の上をチョークが走る音 汚れた指を白衣でぬぐう癖 その白衣の粉っぽい匂い

幸せを願う気持ちと 独占欲が 週末戦争インマイハート