2013-01-01から1年間の記事一覧
ご飯が食べられないので 体が軽くなりました 命も軽くなった気がします
君の名を呼び捨てにしたことで 満たされる小さな征服欲 男って単純
「今年も収穫ゼロだった。チョコくれよ、姉貴」 余った奴ならあるよ、そういって手作りチョコを渡す 美味しそうに食べる弟をそっと見守る
捨てられないくせに 持ちきれないくせに 欲しがるのをやめない
「早いなぁって」 どきりとした 「もうすぐ一年になるんだね」
「ねえ、あたしたちもう五年も付き合ってるんだねぇ」 「俺って我慢強いなー」 どっちがだっつー話でね
同じところをぐるぐると回るネガティブな考え。 最初は空想に過ぎなかったそれが 自らの足で踏み固めて信憑性を帯びてくる
何か生きてるのいやになっちゃったなぁ なんていうと彼はあれやこれやしてくれる ずるくてごめんね
スケジュールは随分と立派なのに 実際の自分はたいしたことなくてため息が出る 忙しいふりばかり上手くなる
恋は問題をつれてやってくる 正解なんてきっとないし もし当たってもアメリカには行けない
タイミングも チャンスも そんなに沢山はない
あの時の 半券を いまだに大切にしている
私の思い出の トリガーになっている あの匂い
気の早い赤とんぼが いっぱしの顔をして 夏の空を飛んでいる
素直に良かったねと思えないのは たぶんそこに 中毒的な何かを感じたから
したくないことなら沢山言える 一番したいことは なんだろう
眼鏡をはずされる 曇る視界を補うかのように 鋭敏になる皮膚
この助手席は あたしの場所だって 思ってていいのかな
体って 重い んだね
バーのカウンターで飲んでる人々 ほぼ全員携帯をいじってた 人って寂しいんだな
綺麗なイルミにも心が躍らないのは LEDの光に暖かさがないからではなく 単にあなたがいないから
不幸の味を知らないのも 盲目のまま 生きる気がして
あなたにぶら下がるようにして 見上げた視線の先の 髭剃りあとの誘惑
あはははは 風流だけど 駄目っぽい
小技で気を引くのが上手になった でもそんなのに引っかかるのは 小物ばっかりだった
「今日は忙しい？」 その台詞はあたしを とても暇にするらしい
言葉の意味も知らずに 愛してるなんて 言わないで
静けさを守る携帯が お前はもう 見放されているんだよと言ってるようで腹立たしい
年相応の 恋ができれば きっと幸せ
キスをした 君の唇がひんやりとしていたのは 直前に飲んだ朝食のオレンジジュースのせいだね
