昔不幸は他人事だった 年ととるごとに身近になってきて 最近じゃあ友人みたいだ

磨り減った言葉 奇跡や愛してる そんなものよりこの指が好き

ありがちな恋 でも私には 特別なんです

隣で眠る君を見て 少しは安心をあげられているのかななんて それは涙が出そうな、そんな幸せで

言葉を信じないという君 言葉を信じるよという僕 同じだった 信じたいだけだった

はじめからだますつもりの恋愛で どんなしあわせ つかむというの

マルチビタミンは無理でも 君のカルシウムくらいには なりたい

冷蔵庫の中の賞味期限切れを 見逃さないあなた 抱かれているときにその事を思い出す

ありがちで ユニークで ばからしいのよ、ああ恋なんて

たまには 脱力するのもいい だつりきー

やっぱり愛だと思うんですよね 数字が欲しいだけの人は 結局つまらなくて

あなたの声を顔を言葉を 記憶に焼き付けようとして 時に流される

綺麗な言葉だけじゃ 心に残らないから もっとびっくりするような言葉で責めて

ああ、そうね 声さえ 知らないのにね

震えた気がした 携帯を しげしげと見る

恋ひ恋ひて 鳴らぬ携帯逆に折り 別れたるさま恋忘れ貝

好きって気持ちの暖かさで じんわりと傷む 低温やけどのように

男の人って 設計が好き だよね

だーれだ？ なんて小声で ねこに言い

思い出した 痛々しい気持ちで始めたんだ だったらこれでいいんじゃないかと

天国は君の隣と知ったとき 同時に知った 残り僅かの

もっと弱いところを見せてくれ そうすればちっぽけな僕でも 支えられるんじゃないかって勘違いできるから

恋愛中毒ではなくて あなた中毒 なんです

味なんかどうでも良くて 暖まりたいから両の手に抱く 缶コーヒー

ほんの小さな恋が 私の心の大きな部分を 占領している

「もっと渋滞しててもよかったのに」 「え？」 「ううん。なんでもない」

だって もう であっちゃったもん

君の浴衣の帯をしめる 「あ、ちょっときついかも」 その表情に全部脱がしたくなる

何かしゃべって どんなにつまらないことでもいいから 声を聞いていたいの

しっくりくる あなたは最初から あたしに馴染んでる